COLUMN

スポーツ・トレーニング・ヨガを専門とする競技力向上マガジン「YOGA FOR SPORTS」公開

【概要】

スポーツやヨガから抽出された競技力向上の気づきとなる共通要素をわかりやすく、また実践できるよう書かれている。多分野の知識を活かして世の中の多くの競技者の幸せのために、スポーツの伸び悩み解決のために、自分と向き合う価値について記事を公開。

 

【筆者背景】

国内外トップ選手とチームへ、オリンピックリフティングとヨガを用い、競技力向上のトレーニング指導/コーチングを。また(英・韓)通訳も自分でこなす。トップリーグで優勝を2回経験。

 

 

【著者より】

このヨガコンテンツは、プロのスポーツライターの方たちと魂をこめて創りあげました。いち早く一人でも多くのひとに届けたいと思い、note上で公開。ひと段落ごとに記事をアップしていますので、毎日のスキマ時間にぜひお読みください。同時にマガジンへまとめていますので、一気に読み返すこともできます。他分野の人にはなかなか伝わりにくい自身の専門性をスポーツに例えたり、経験値ある内容にしていますので共感いただけると思います。

 

すべての記事が無料公開です。note会員登録をされなくても、どなたでも読めます。記事に共感いただけたら、ぜひご家族・友人・知人の方にシェアください。QRコードまたは画像をクリックで記事にすすみます。

 

Sportsとは「port(港)」という日常を「super(超える)」ことであるともいわれている。日常ではない特別な非日常ということ。

日常を非日常に。

-YOGA FOR SPORTS-

一人の競輪選手と出会い競輪という競技を知ることに。レース最終日で激しく落車され、擦過傷や縫い傷で満身創痍のはずが、無知なワタシに競技のことを教えてくださいました。 それまでは、レーススポーツというイメージしかなかったものの、いかに過酷で孤高な競技であるかを初めて知りました。

 

私の仕事は動きを鍛えること。 色んな言い方や認識がありますが、 インストラクター・トレーナー・トレーニングコーチでもあります。 今回このようにメッセージしているのは、スポーツ界への「ヨガ」の普及に努めるという決意です。 アスリートだからこそ、トレーニングするからこそ、ヨガをするという。


How I will teach movements. First YOGA followed by LIFTING, then LIFTING followed by YOGA.

     

競技力アップの観点から、YOGAが非常に有効と強く思います。今までのキャリアを活かし普及させたい、私の使命感です。自分が発信したいメッセージがブログ、そしてこのウェブサイトで伝わるかと思います。

 

一般的にイメージされるYOGAには、ポーズや瞑想があります。これらは一部でありヨガ哲学や呼吸法など、競輪選手はもちろん、どのアスリートへもパフォーマンス向上のヒントになれると確信しています。

 

ワタシ自身にとってもこのことはやることに意義があり、自分の成長になります。 すっとんきょうで独りよがりかもしれません。何年かかって定着できるかもわかりませんが、ワタシの使命です。 是非興味を持って頂け、みな様のつながりの中でお声かけ or Share 頂けたらうれしいです。どうぞよろしくお願い致します。

 

Mission statement #SPORTIVEYOGA In sports we would say someone ‘choked’ and didn’t perform when needed most.

OGコーチからの手紙

この手紙はワタシの原動力。トレーニング講義の最後にいつも伝えたいメッセージとして選手たちに紹介しています。 高校時にOGであるコーチからもらった手紙。ワタシがいまの仕事をしているのも、ソフトボールをやっていてたくさんを学び得たからです。 コーチは衝撃的なほどプレイが上手くて動きも早い、小柄でありながらバッティングの飛距離もスゴかったのを覚えています。 そんなコーチから自分のプレイを間接的に褒められていたのを聞き 「みてくれていたんだ! コーチに認めてもらえた!」ことが今でも鮮明に嬉しかったのを覚えています。

 

練習試合で中学生にも負けていた弱小高校チームが、良いコーチに教わり、ひたむきに愚直に練習をしたおかげで、当時130校あった大阪の代表になり、インターハイでベスト8まで入賞することができました。 当時を思い出し毎回感情が込み上げてくるので、いつも話の途中で涙目・涙声になり心が震えてしまいます。 残念ながらコーチとはもう会えないのです。 この先もこの手紙は当時のようにワタシを強くしてくれ、自信を持たせてくれます。

 

People who inspired me* When I was high school student in grade 2 we got a prize championship in softball club by Japan. Thanks to Morinaga Coach, I AM TODAY. I'd said mission works best for athletes.  Seize the day!

More personality, strength, and creativity

海外生活で気づき得たことは山のようにありますが、中でも印象的だったのは「限界をつくってるのは自分だ…」自覚したこと。特にアメリカでは人種・年齢・体型・時間帯・職種に関係なく、同じようにみんなトレーニングをして限界なき挑戦をしている。そんなトレーニーたちの姿に目の前で圧倒されました…。衝撃的でした。

 

逆に「アジア人のワタシ…」という勝手な自分の「思い込み」や「前提」に、ワークアウト前から少し不安を感じていました。誰目線なのか一緒にワークアウトをする相手の雰囲気に「体力ありそうだなぁ..」と相手を意識をして、向き合うべきベクトルを間違えたり。結局、結果は最後まで力を出せた総合力(筋力・筋持久力・全身持久力)で誰よりも上回ることができました。そう、最初から「自分と自分」なのです。相手と自分ではなく。

 

それで認めてもらえたのか、今までは目が合うこともなく会話もできなかったローカルたちと、コミュニケーションがずっととりやすくなりました。一緒にワークアウトをするとグッと距離が縮まります。

 

この国に必要なのは 語学力よりも、失敗を失敗と思わないタフさ。 怖れたり躊躇したり、いちいち傷ついてたら何も始まらないし、まだ始まってもない。ゲームは点を取り返されたときに始まる。レースは抜き返されたときに始まる。フィジカルストレングス、心の強さを支えているのが強靭な体。 すべてのエクササイズは、反省から入ってはいけない。 

英雄の書

一番好きな本、英雄の書 (黒川伊保子 著)より

 

英雄を冒険に駆り立てるのは、好奇心しかない。どんな英雄も好奇心に駆られて冒険の旅/思想/技術/ビジネス/子育てに出、その人の好奇心の方向によって。使命感によって完遂するのである。逆境が長く続く人ほど、神様に愛されているんだなぁと。好奇心と逆境が作りだす脳の感性地図は、それこそ最高。歴史をも変える。アナタには十分に好奇心がある。既にして、英雄である。後は、逆境に耐える無邪気力、一歩一歩前に進む展開力、世間は脆弱で間違いやすく、守ってあげなくてはいけない存在。上から目線で、何が悪いのかしら?「ワタシの才能が特別で、世間がまだ評価できないだけ」いったん、世間を下に見る。自分が見えている正しさを理解できない世間を哀れに思うこと。押し付けられた世間にわかりやすいスタイルをカッコ悪いと思うこと。本物を知らない世間に、本物を見せてやりたいと思いなさい。

 

周囲の無理解→存在意義の喪失→孤高プロセス経て、才能を花開かせる多くの英雄たちに当てはまる。脳科学上も、隙のない、完璧な物語。挫折する者ほど、才能がある。人生の迷子になったからと言って、自分に不信感を抱くことはない。むしろ、そのことを自尊心の核にしたらいい。あなたには十分に好奇心がある。既にして、英雄である。後は、逆境に耐える無邪気力、一歩一歩前に進む展開力、あなたもワタシも宇宙も全てエネルギーでできてる!

 

In bocca al lupo! (意:狼の口の中へ)「圧倒的に上質な異質になれ」ゲームは点を取り返されたとき、レースは抜き返されたときに始まる!そう思える人は強い。ポジティブな回路にどれだけとっさに信号を流せるかが重要。ネガティブな回路は危険回避のために不可欠だけれど、ネガティブに偏ると人間は立ちすくみ、前に進めなくなる。失敗をし脳に直感の回路はでき。失敗を重ねさせることが重要。成功例をいくら重ねても、例外処理が山のようにあり、正解に直接たどりつく回路は生まれない。まず失敗をさせて、回路をシンプルにした上で成功例を送り込まないと、学習はできない。言語慣習の違い。失敗はドラマ・イベントの始まり。孤独は脳の成熟に必要不可欠。いちいち怖れたり傷つかない。あなた自身がヒーローになって。